いつか、桜の雨に… | ゆめひつじの、ほっとしよう。

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松たか子いつか、桜の雨に…
[松 たか子]




やさしい光に包まれる、春の穏やかな時間。

冬から春にかけての、ひんやりした空気があたたかい日射しに変わっていくように、どことなく懐かしい“匂い”を思い起こさせるアルバム。

穏やかで、まるで青春のような——時の流れがゆっくりになったような感覚を思い起こさせる。
静かな月の夜に、その光だけが照らし、ぽつんと自分だけが佇んでいるみたいに。
松さんの澄んだ歌声に似合ったほどよい軽さのリズムと、まるでピアノの1音の深みが緩やかな雫、あるいは春の雪のように心に染み込む。
切なく、甘く、優しく——歌詞に乗せられて伝わってくるその想いは、ラヴ・ソングといえどどこか“詩”そのもののような一面を持っている気がする。

午後のひとときや、静かに過ごしたい季節に聴くとリラックスできる歌が集まっているかも。