ゆめひつじの、ほっとしよう。 -2ページ目

ゆめひつじの、ほっとしよう。

国内外ともに、インスピレーション感じるままにファインダーに収めたフォトギャラリーと言葉たち。

prideちょっとした瞬間
遠くを眺めると
ひらけてくるものがある

どっかにいっちゃったもの
落としかけたもの
忘れていたものetc...

それでも

何かが光ったら
ちゃんと目をひらいて

It's only one
——the one.


□ ■ □ ■ □ ■
(都内某所)

晴天の夕暮れ前の空。
ブルー&ブルー。
まだ少し穏やかな青の中に光る白い雲が、不思議な模様を描きだして開きかけた瞳のよう。

さらにこの下に、深く広く開いている雲があったのですがこちらの方が綺麗だったので1つにしました。
わかるかな?

まだまだ真っ青な空に出会える日は先だけど、少し早く会えることを願って。
cyclehitCYCLE HIT
[Spitz]

揺れる、繊細なラブ・ソング。

ほんの少しだけ春の匂いが鼻先をくすぐる、“愛”がいっぱいのシングルコレクション。

こんなにもピュアで、透き通った想いが連ねられている詩というのは彼ら独特のもの。
青春とは少し違うけど、春先から初夏にかけて空気が変わる季節を思い起こさせます。男女、というより、純粋な少年少女の気持ちをずっと表現し続けている。

誰もがどこかに持っていて、でも少し照れ臭くて隠したい、そんな気持ち。
風に吹かれながら、ゆっくりした時の流れを体で感じるように……。
身を委ねてみると心地よく、それがどこか心の隅っこをつっついて、ハートが小さく音をたてるみたいに。

温もりとは違った、やわらかい優しさで包まれる気配。——それから、ささやかだけど、大切に信じ続けていたいもの。

“形”のないものだから、きっとずっと、その胸の奥に。
fineIf you hesitate
in the life,

up to dream,
stay at here.

'cause

freedom is here!




* * * * *
(代々木)

不意に坂を上がった時に飛び込んできた夕陽です。
この近辺でいつも思うことですが、光がきれいで。
高い建物から解放されて、キレイに映るのかもしれませんね。

ひさびさの気ままな時間におつきあいくださる方々、ありがとうございます。

ここは私が一度離れた場所でもありますが、なぜか付近に訪れる機会が多く、こんなシーンに遭遇するたびに写真を撮ってしまいます。

みなさん、日々さまざまなことがあると思いますが、

笑ったり、怒ったり、泣いたり。

ささいなことだけれど、
そんな場所があるだけで少し強くなれるような気がする今日この頃です。
springsnowしずかに
ただただ
いきをひそめて

いま

いっせいに
咲き誇るは
満開の桜

まるでこの時を
待ち望んだかのように




* * * * *
(都内某所)

やさしく、少し切なく。

寒暖の差に一瞬止まったかのように見えた桜が、満開とのことで。
誰もが思わず足を止めたくなる光景。

よくある公園の、よくある桜ですが…

ふいに気づけば周りには自分と同じように携帯カメラで写真を撮る人の姿がちらほらと。
なんだか、少しのんびりとした風景でした。

春は物事の終わりと始まり。
環境の変化で動いてゆく人、新しい何かをスタートする人——。
それぞれに様々な思いが、ふっと心を巡り、また新たな何かに生まれ変わってゆく。

時として、立ち止まりたくもなるけれど。
そうやって咲くことを待っている人もいるものだから。

ただ、何事も己らしく。

それが、たったひとつの美意識だったりするのかもしれません。
twin静かに
同じ方角をみてる

風をみるように

ほんの
少し離れて

そこに
聴こえるのは
白い波の音









† † † † †
(ハワイ パシフィックビーチの部屋から)

ふと窓の下を眺めたら、2羽の鳥の姿がありました。

じぃっと同じ方角をみつめ、何かを確かめるような仕草は何だろう、と思います。
同じ距離を保ったまま、一緒に動いていく。

白い色がきれいで、どこかかわいくて、思わず撮った一枚です。
彼らは一体どこへ飛び立つのでしょうか?
flowerひっそりと
ただひたすらに
咲いている

まっすぐに
しなやかに

どんな場所でも
変わらずにあるもの

きっとずっと
永遠に



* * * * *
(都内某所)

久々の写真です。
忘れられないもの、ではなく、忘れたくないもの。
どんなところにあっても、しゃんとして自分の姿を忘れずにいる。
時折見失うこともあるけれど、ありのままでいられること。

季節で移りゆく花を見てると、いっせいに咲いたら見事だろうなあ、と思うこともしばしば。
そんな時、ほんの一輪だけでなく、すぐ隣で咲いてる花を見るとどこか嬉しくなります。

季節の花々は、咲く時期は様々かもしれないけれど“花”であることには変わりはない。
もし横で同じように咲いてる花があったら、たとえしおれそうになっても、もっともっと咲き誇れるのかもしれません♪
shineつきぬける
ひとすじの光

迷いを
断ち切るように

そのこころの中は
あなたしか
知らないから



□ □ □ □ □
(都内某所)

写真を撮るといつも、光線・光とは不思議なものだと感じます。
主に撮るのは陽の光が多いですが、できれば月や星も撮ってみたいところ。

写真の道具は色々とありますが、揃えるのは大変です。
それにしてもなぜこんなに空や光に惹かれるのか?
そしてそれらをファインダーにおさめることによって、現実とは違う形になる。
その時に感じたことと、振り返った時に感じること……。
それぞれ違ったものだったりもするけれど、どちらも大切なもの。

貫く光のようにまっすぐに持ち続けていたいもの——。
あなたにとっての守りたいものは、何ですか?
this is my lifeThis is my life
[カーリー・サイモン]

クリスマスの夜にそっと聴き入るファミリー・サウンドトラック。

映画『This is my Life』の曲を『Working girl』主題歌で有名なカーリー・サイモンが歌うオリジナルクリスマス・ソング。
自分の人生を振り返りながら、家族やそれぞれの愛の形に悩みながらもひとつとなってゆく。
クリスマス映画はドラマティックで有名になるものが多いですが、ありきたりだけど暖かく楽しいクリスマスをくれる。

オードリー・ヘプバーン主演のミュージカル性を含んだ映画のような要素がほんの少しだけあり、その曲調が彼女独特。
シンプルでハートフルなストーリーが微かに涙を誘い、ワンシーンに合わせたその音楽がフィットしていてサウンドトラックを聴いていても情景が浮かぶほど。
辺りが寝静まった夜に1人で見ても、家族で見ても心温まる作品。

あなたなら、どんなクリスマスを過ごしますか?
松たか子いつか、桜の雨に…
[松 たか子]




やさしい光に包まれる、春の穏やかな時間。

冬から春にかけての、ひんやりした空気があたたかい日射しに変わっていくように、どことなく懐かしい“匂い”を思い起こさせるアルバム。

穏やかで、まるで青春のような——時の流れがゆっくりになったような感覚を思い起こさせる。
静かな月の夜に、その光だけが照らし、ぽつんと自分だけが佇んでいるみたいに。
松さんの澄んだ歌声に似合ったほどよい軽さのリズムと、まるでピアノの1音の深みが緩やかな雫、あるいは春の雪のように心に染み込む。
切なく、甘く、優しく——歌詞に乗せられて伝わってくるその想いは、ラヴ・ソングといえどどこか“詩”そのもののような一面を持っている気がする。

午後のひとときや、静かに過ごしたい季節に聴くとリラックスできる歌が集まっているかも。
stationふいに降りた
その駅から
見える世界

その場所は
あなたにとって
どんな場所ですか?

それから


再び
列車に乗るまでの
ほんのひととき

◆ ◆ ◆ ◆ ◆
(箱根)

心に焼き付いている時間、人、場所…素敵なものたちが合わさったら、ほんのワンシーンでも大切な一枚になる。

写真、というのは様々な表現方法がある、と時折感じます。
人を撮る時、景色を撮る時、アート性を意識して撮る時。
ただ、その“瞬間”というものはそうそう何度も訪れるものではなくて、こうして1枚になってしまうとどこか儚く、切なくも大切なものであることを教えてくれる。
そういう場所を思い出して、再び訪れたり——また、そこにある「何か」を見つけるために。

そんな大切な“何か”が失われることは、寂しいけど、それもまた新しく生み出される時間のためだと思うと必要な変化のような気がしてくる。
ただ、時間や場所を通じて、人と人は繋がってゆくものであり、次へ繋げていくこと——。
それが大切なことなのかもしれませんね。